WPF には、MVVM パターンによる UI とロジックの分離を支援する機能が備わっており、開発者の生産性およびコードの可読性を向上させる開発環境を提供します。
しかし、これまでソフトウェアアーキテクチャを意識してこなかった人や、MVC など別のアーキテクチャで開発してきた人にとっては敷居が高いと感じるかもしれません。
ここではそんな人たちのために MVVM パターンとはどういうものなのか、実際のコードも交えて簡単に触れていきます。
概要
- Introduction
MVVM パターンについて基本的な考え方と、実際のコードは一体どうなるのかについて紹介します。
- MVVM を意識した内部構造
Visual Studio 2013 において、デフォルトの WPF アプリケーションプロジェクトの内部構造から、
MVVM パターンを意識した内部構造にするための方法を紹介します。
- INotifyPropertyChanged
MVVM パターンの要となるデータバインディング機能を実現するための INotifyPropertyChanged インターフェースについて紹介します。
- ICommand
ボタンなどのコマンドをデータバインディング機能によって連携させるための ICommand インターフェースについて紹介します。
- YKToolkit.Bindings
YKToolkit.Controls.dll に含まれている YKToolkit.Bindings 名前空間のクラスライブラリを紹介します。