添付プロパティとは
(2017/05/17 13:53:12 created.)
(2017/05/24 15:41:34 modified.)
WPF のプロパティシステムには依存関係プロパティの他に、添付プロパティと呼ばれるものがあります。添付プロパティとは、あるオブジェクトに対してそのプロパティ値を添付するものです。例えば、Grid.Row プロパティは、Grid コントロールのどの行に表示するかを決めるための添付プロパティです。これは Grid コントロールそのものに Row というプロパティがあるわけではなく、Grid コントロールに属する他のコントロールに添付して使います。次のコードを見てみましょう。
MainView.xaml
<Window x:Class="Tips_Behavior.Views.MainView"
xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
Title="MainView" Height="300" Width="300">
<Grid>
<Grid.RowDefinitions>
<RowDefinition />
<RowDefinition />
</Grid.RowDefinitions>
<Button Grid.Row="1" Content="Click me." />
</Grid>
</Window>
このコードでは、Button コントロールに Grid.Row プロパティを添付しています。こうすることで、親要素である Grid コントロールが 1 行目に Button コントロールを表示するように認識できます。
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